ファイアーエムブレム 風花雪月 日記4

前回に引き続き、ファイアーエムブレム 風花雪月 という、将棋みたいなミニゲームが合間合間にあるノベルゲームをやっているので、その感想を書く。

第一回:

kriver-1.hatenablog.com

あらすじ

色々あってアドラステア帝国(赤チーム)をぶっ壊すことになった旧ファーガス神聖王国軍(青チーム)一行は、大陸を東廻りに進軍し、帝国領と同盟領を分かつ要所、ミルディン大橋で、レスター諸侯同盟軍(黄チーム)と協力して帝国軍を撃退。そのまま帝国領へ向けて前線を押し込もうとする。その矢先、同盟領に送り込んでいた使者が死体となって帰ってくる。同盟からの意思表示か、あるいは帝国の妨害か、いずれにせよこれで同盟軍とは連携が取れなくなってしまった。そして、軍を進める先にあるのはグロンダーズ平原。5年前、三学級が鎬を削ったグロンダーズ鷲獅子戦が行われたこの地でいま、再び三つ巴の戦いが始まろうとしている……。

時系列

第一部二月 深遠の玉座 聖墓の戦い

ベレト(主人公)の緑髪同盟参入に合わせて、「地下にある聖墓に行くといいよ」とレア様から告げられた青組一同は、言われたとおりに聖廟へと向かうことにした。何やら隠し事がありそうなレア様、いったい何を知っているんだろう? などと思いつつ、言われたとおり地下に行き、そこにあった見覚えのある(幼女神が座ってたりオープニングで写っていたりした)でかい椅子にベレトが腰掛けた瞬間、どこから入ったのか、一同は炎帝(ちょくちょく邪魔をしてくるボイチェンとダサ兜の人)とその仲間たちに襲われてしまう。

敵が紋章石を奪うからそれをできるだけ阻止してください、とレア様から開始直後に言われる。なんでそれを、あともう少し早く言えなかったんだ? 電撃戦だと知ってたらこんな配置にはしなかったよ。そして、頑張ったけど一人だけ殺し損ねてしまった敵が、紋章石を奪った後も消えたりせず、ゆっくりと後ろに向かって歩き出す(奪われても後で殺せれば取り返せる)システムであることが、奪われてから判明する。なんでそれをもっと早く教えてくれなかったんだ? 即失われるわけじゃない、と知っていたらこんな戦術は採らなかったよ。

ディミトリの仇敵、ジェラルト(主人公のパッパ)の間接的な死因、その他諸々の雑な敵役であるところの炎帝が、実は赤組委員長のエーデルガルトだったことが判明した回。これには温厚なディミトリもブチ切れ。何かと話題に上がる「ダスカーの悲劇」について炎帝が弁明したときに、ディミトリが発した「畜生と言葉を交わそうと一度でも考えた俺が馬鹿だった」というセリフが彼のキレ具合を端的に表している。

そして、久しぶりにキレたディミトリを見て、フェリクスくんはすごく嬉しそうだった。なんだこいつ。

第一部三月 戦乱の幕開け ガルグ=マクの戦い

自身の正体を明かしたエーデルガルトは、そのままアドラステア帝国の皇帝に即位。セイロス聖教会(ベレトたちが通っているガルグ=マクという修道院兼学校の母体組織)が諸悪の根源だと嘯いてこれに宣戦布告した。そして多くの諸侯が帝国の味方についたらしい。

いや、そんな馬鹿な話があるか。セイロス聖教会は中立で、ガルグ=マクは緩衝地帯だったんじゃないのか。一体どんな汚い手を使ったんだ? どうも闇の魔術とか呪術とか禁術とか、そういうのがまかり通る世界観のようなので、そういったアレコレを施せば人心くらい簡単に掌握できる設定なのかもしれない。

宣戦から2週間後、ついに教会に帝国軍がやってきたが、軍の規模がめちゃめちゃ貧弱だったので生徒たちだけで難なく撃退(いつものようにNPCを介護しながらの戦いだった)。しかしそれは揺動だったようで、後続の本隊によってガルグ=マクはあっけなく陥落してしまう。

教会に雪崩れ込んでくる帝国軍を前に、決意の表情で前に立ったレア様が一瞬光ると、なんかでかいドラゴンが現れ、ブレスを吐きながら敵を一掃。何事? そしてそれを補佐しようと飛び出したベレトは、敵の攻撃一発であっけなく崖から落ちてしまう。何しに来たんだ? そしてそのまま5年の月日が流れるのであった……。第一部完。

第二部オープニング

(唐突に戦闘が始まって唐突に節が終わったので、章のタイトルをメモし損ねてしまった。)

急に5年が経過した聖暦1185年。麓の村で目を覚ましたベレトは、とりあえず第一村人にお約束の「いまって聖暦何年?」をやってのける。あれから5年後の12月、1000年に一度のお祭りの日であることを知ったベレトは、5年前の約束を思い出して一人フラフラとガルグ=マクへ向かう。

焼け落ちた修道院でベレトが出会ったのは、ボロボロのマントに身を包み、落ち窪んだ瞳で虚空を見つめるディミトリだった。5年間で何があったのか、殺すと死ねとぶっ殺す以外の語彙を失ったディミトリだったが、ベレトの顔を見ると元気になり、修道院に巣食うごろつき共をぶっ殺そうと提案してくる(というか勝手に殺しに行く)。

2人対34人というどう見ても負けイベな戦力差のごろつき共と、計略を駆使しつつなんだかんだで2ターンほど渡り合っていると、マップ外からかつての仲間がつぎつぎと参戦。「5年前の約束、覚えていたんだね」と感動的な再会を一通り済ませ(ベレトとの会話コマンドがあった)、5年の間に若干上がったレベルでごろつき共をゴリ押して戦闘終了。成長してかっこよくなったり綺麗になったりする皆の顔ぶれを眺めて……あれ? ドゥドゥーは? 「ドゥドゥーは死んだ。処刑されそうになった俺の身代わりとして。」……え? それ、マジ?

第二部一月 妄執の王子 ガルグ=マク籠城戦

案外みんなガルグ=マクが大好きだったようで、5年経っているにも関わらず一気に20人以上の味方が集結し、聖堂以外の復興も一瞬で完了。みんな口々に「まだボロボロだけど」みたいなこと言うけど、聖堂以外は5年前と何も変わっていないように見える。盗賊やらごろつきやらが巣食っていた割にはなんにも変わってないけれど、もしかしてスカウトした仲間が少ないとここでボロボロの修道院が見れたりしたんだろうか?

どうやら修道院に集結したことがバレていたようで、節の終わりに帝国軍がガルグ=マクを襲撃。めちゃめちゃ小規模だった上に戦力(ファルコンナイト)が逐次投入されるので秒でこれを撃退した。帝国には馬鹿しかいないのか? その10体のファルコンナイトを同時に出せばそれだけで突破できるのに。

その馬鹿の代表であるところの敵軍将をディミトリが愉しそうに拷問しようとしていた。それを見てドン引きする青組一同。ディミトリ、お前変わっちまったよ。どうやらディミトリはこの5年間、ひたすら帝国軍の要人を暗殺する趣味に耽っていたようで、ディミトリは帝国軍からすっかり恐れられていた。復讐に狂うディミトリが元に戻れる日は来るのか? そして、誰も話題にしないけど、ドゥドゥーは無事帰ってくるのか? (支援会話がまだ残っているから死んだってことはないはず、というメタ推理がある。)

第二部二月 煉獄の谷 アリル奇襲戦

無事帝国軍を撃退した旧ファーガス神聖王国軍だったが、帝国をぶっ飛ばして戦争を終わらせる、という目的に対し、食料も兵力も何もかもが足りなかった。そこで彼らは、フェリクスの家でありまだ帝国に隷属していない、フラルダリウス家に援助を求めることに。帝国の邪魔が入らない場所ということで、”煉獄の谷”アリルで兵を受け渡す手筈となった。ところが、王国軍の内部にいたスパイによって、その情報は漏洩。一行は帝国軍の奇襲を受けてしまう。

タイトルに奇襲戦とある割に、布陣も敵兵も普通だし、戦場もちょっと溶岩があるだけで普通。何も奇襲じゃないじゃんか、とゆっくり進軍していたところ、マップの遥か右上から急にロドリグ(フェリクスのお父さん)一行が登場。敗北条件にロドリグの敗走が加わり、そして当然のように2ターン後に敗走。無事天刻(回数制限付きの時間巻き戻し)となった。奇襲って、敵が突然襲ってくるんじゃなくて、敗北条件が突然やってくるってことだったのか。

地味にロドリグとベレトの間に会話コマンドがあり、選択すると「これはほんの手土産ですが」とかいって英雄の遺産をくれた。英雄の遺産って、そんな手土産みたいにくれるもんなの? いやまあ要らないんだけどさ。

NPCを介護しながらきちんと敵を全滅させて経験値を稼ぐのが)厳しい奇襲戦を無事突破し、兵糧と兵力の問題が無事に解決。いよいよ帝国に攻め入ろう、ということになるのだった。一応王国を取り戻すという選択肢もあり、ギルベルト(第二部になってからやたら目立っている寡黙な老騎士)が「ベレト殿、あなたはどちらが良いと思われますか」とか聞いてきたからちゃんと「まず王国を取り戻そう」って言ったのに、ディミトリくんったら「嫌だ嫌だ俺は一日も早くエーデルガルトをぶっ殺してその首晒して両親に報いるんだうわーん」って言って聞かなかったので、結局無理やり電撃戦で帝国をぶっ壊すことになった。マジ、死にたいなら一人で死んでくれ……。

第二部三月 薔薇色の大河 ミルディン大橋の戦い

食料が底をつく前に帝国をぶっ壊す、というシンプル極まりない作戦がディミトリによって発令されたことで、一行はいよいよ帝国領に向けて攻め入ることに。東に広がる同盟領を安全に抜けるべく、レスター諸侯同盟の二大勢力の片方であるクロード(黄組委員長)に話を通し、同盟領と帝国領の境にあるミルディン大橋まで進軍した。当然そこには帝国軍が待ち受けていて、それを撃退することになるのだが、いざ戦闘が始まってみるとそこには見知った顔が。かつての学友、赤組のお茶好き貴族フェルディナントと、黄組のお茶好き貴族ローレンツの姿がそこにはあった。そして、そのことに思いを馳せる間もなく、開始1ターン後にさらにもう一人の知り合いがやってくる。「殿下!」その声は……ドゥドゥー! ドゥドゥーじゃないか! やっぱり生きていたのか! (などと叫んだりは誰もせず、ベレトは無言だし、ディミトリは少し驚いただけだった。みんなドゥドゥーに冷たくないか?)。

初代FEの知識で、ベレトが二人に近寄れば勧誘会話が出るのかなと思っていたが、実際に近づいてみてもそんなものは出ず、ただ攻撃コマンドが出るだけ。なんとか仲間になってくれないかと、うまく囲んで定常状態に持ち込んだが(Fig. 1)、勝利条件に彼らの死が入っていることもあり、殺すしかなかった。

ところが、フェルディナントはそのまま死んでいったものの、ローレンツは倒したあと「起き上がりこちらを見ている」状態になり、そのまま仲間になってくれた。ローレンツは支援B、フェルディナントは支援Cだったので、どうやらフェルディナントの方は支援値が足りなかったらしい。フェルディナントの支援B会話は5年前の時点でロックされていたので、これはどうしようもなかった気もするが……。

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Fig. 1 囲んだけどダメだった

とにかくドゥドゥーが無事に帰ってきてくれてよかった。レベルが全然上がっていなくてかなり悲しい気持ちになったけど、まあ無事で良かった。そして今に至る。

支援会話について

このファイアーエムブレム 風花雪月 というゲームには、支援会話というものが存在する。要は仲間同士の会話が見られるというイベントなのだが、ただクリアするだけではこのゲームは簡単すぎるということがわかってきたので、この支援会話をできるだけ読みたいという目標を定めてそれを最大化することにした。そこで、まずキャラクター間の支援会話の有無を表にまとめ、まだ埋まっていないペアの支援値をできるだけ上げられるように行動した。具体的には、毎節戦闘に赴きまくり、できるだけハートマークがたくさん出るように慎重に用兵を行った。この支援会話表を Fig. 2 に示す。

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Fig. 2 支援会話表。こんな感じで楽しんでます。

肌色が最大支援値を達成したペア、薄桃色が「最大支援値を達成したはずなのに謎のハートマーク(ちょっと光ってる)が出る」または支援S会話が存在し「絆はもう十分深まっている これ以上は誰と生きるかを決めたあとになりそうだ」と言われるペア、赤色が「絆を深められるのはまだ先になりそうだ」または「今は絆を深められないようだ」と言われるペア、濃い灰色が「絆を深める機会を逃してしまったようだ」と言われるペア。見て分かる通り、青獅子の学級と関わる部分はほとんど見終わっており、教職員間の会話も少しずつ埋まり始めていることがわかる。ちなみに中の数字は2/4/6がそれぞれC/B/Aに対応する(C+などがある場合は1がCに、2がC+になる)。

こんな感じで楽しんでいるので、以前に比べて他のクラスの子にも多少愛着が湧いているし、全体のレベルも上がってきている。どうせなら最後は全キャラクター選出可能みたいになってほしい(初代FEの最終面がたしかそんな感じで、その時点での生存者が全員出撃できるマップだった)。

恒例のメンバー紹介

ベレト

Lv38 ニルヴァーナ 剣術B+/信仰B+/指揮A+

主人公。5年間ずっと眠り続け、川をどんぶらこして麓の村に流れ着いた。

システムの都合で一人だけ自習ができず、いつまでも剣術Aになれずにいる。ベレト自身を鍛える術はたくさんあるのだが、どれも行動力を消費する激よわムーブなので、ベレトくんはいつまでも弱いまま放置されている。が、チート兵種とチート紋章、そしてチート級の成長があるので、それでも割となんとかなっている。指導レベルが最大になったことで1節に最大12回フリー戦闘に赴けるようになり、最近は経験値1.2倍のありがたみが相対的に落ちているため、フリー戦闘では選出すらされていない。ので、近年非常に影が薄い。誰だっけこいつ?

5年経ったが見た目は一切変わっておらず、緑髪一族長命説の根拠の一つになっている。ついでにセリフもあまり変わっておらず、5年経ったありがたみが一番少ないキャラクターでもある。

ディミトリ

Lv34 マスターロード 槍術A+/弓術C+/馬術A/指揮B+

青組リーダー。5年間で闇堕ちしてしまい、未だに戻れていない。闇堕ち中は食事も歌も誘えないし、支援会話も見れないので、もったいないからベンチで寝ててもらっている。

5年の間に勝手に兵種が「ハイロード」というものに変わっており、さらに最近「マスターロード」という上位の兵種に変わった。闇落ち中は自習すらしてくれないため技能経験値も碌に貰えず、マスターロードっていうかマスターロードくらいしかなれる兵種がないのだが(ベレトくんと同じだ)、服のセンスを見る限り、こういうかっこいい名前の兵種のほうが好みなのかなって思う。その胸のあたりにあるダッッッッさいバッテンマーク、もうちょっとなんとかならなかったの? 中を青く塗ってる暇があるなら一人でも多く敵を殺しなよ。

一度もロック解除されていない支援会話がまだ残っているので、今後闇落ち解除イベントがあることはわかっているのだが、それがいつ来るかで支援会話埋めの難易度が変わってくるので、いつ来るかいつ来るかとかなりやきもきしている。てっきりドゥドゥーが帰ってきたタイミングで元に戻るものとばかり思っていたが……。

ドゥドゥー

Lv35 グレートナイト 斧術A+/重装A/馬術C+/指揮C+

帰ってきたメイン盾。5年の間にディミトリをかばって大怪我を負ったが、同胞(他のダスカー人)の手当のおかげで回復し、ディミトリを追いかけてここまでやってきた。

馬術を地道に上げていたのが幸いし、復帰直後にグレートナイトに就任。圧倒的な移動力と物理防御力で前線を押し上げる。どうもこのゲームには隠しパラメータとしてヘイトの概念があるらしく(アサシンという兵種の固有スキルに「敵から狙われにくくなる」というスキルがある)、そして重装職はやたらとヘイトを集めてくれるので、とりあえず前に出しておくと敵の攻撃が集まってくる。正直こういうのあまり好きではないのだけど(どうせなら真面目な完全情報ゲームとして敵には最適解を取り続けてほしい)、ぬるいゲームがさらにぬるくなってプレイ時間の短縮に一役買っている。

実はこれは嘘で、最近はダメージを受けないことより支援値を上げることの方を優先しているので、ドゥドゥーなどというあまり支援会話のないキャラに攻撃、すなわち支援値上げチャンスが吸われるのは嬉しくない。後ろで寝ててほしい。

フェリクス

Lv37 エピタフ 剣術A+/理学A/弓術C/指揮C+

ついに黒魔法に目覚めた剣狂い。5年の間地元フラルダリウス領で戦いを続け、5年前の約束を律儀に守って帰ってきた。

エピタフとは「墓銘碑」を意味する単語らしい。それがどうしてこうなったのかはわからないが、エピタフはおでこからビームが出る忍者だった。何を言っているかわからないと思うが、俺もエピタフがなんなのかさっぱりわからない。エピタフになったフェリクスはおでこに両手を当ててトロンを出し、サムライよろしく剣を大上段に構え、ニンジャめいた印を結んで神妙にオジギをするようになってしまった。なんか……なんか思っていた最上級職と違う……。

しかし黒魔法のトロンは強力で、何が強力かといえば射程が3マスあるのでどこからでも支援が出せるようになった。フェリクスくんは他クラスの女の子とたくさん支援A会話を持っているので、女の子に囲まれながら素手で相手の攻撃を受け止め、手にトロンを持って行動放棄、みたいなムーブをたくさんするようになってしまった。やっぱり、なんか思っていたのと違う……。

5年間で性格がすっかりまるくなってしまったようで、復讐に狂うディミトリを見て呆れたり、女の子とキャッキャウフフしたり、5年前の寡黙な狂犬とは全然違う姿がそこにはあった。ツンデレのデレ部分だけを圧縮して見せられているようで、なんだかあまり気分のいいものではないが(特にアネットとの支援会話がキツかった。お前絶対そんなヤツじゃなかっただろ。思春期か??)、そのうち慣れてくると思うので長い目で見ている。第二部デビューできてよかったね、フェリクスくん。

アッシュ

Lv40 ボウナイト 弓術S/槍術C/馬術A/指揮B+

馬+射程4マスで攻撃範囲が意味不明なことになった青組の弓担当。故郷に戻っていたが故郷が帝国に臣従したため下野、各地を転々としたあと、5年前の約束を守るために帰ってきた。

ボウナイトのスキル「射程+2」が本当に優秀。ロングボウと合わせて5マス先から2回攻撃ができるので、大体の敵は近づく前に落とすことができる。その上再移動もついているので、敵の中に突っ込んで一番居ると困るやつ(だいたい空を飛んでいる)をピンポイントに落として再び帰ってくる、という離れ業を一人でやってのける。本当に優秀。

赤組の異国っ子ペトラとの支援会話が重く(ペトラはアッシュ以外の青組生徒と支援会話を持っていない)、だいたいいつも副官にペトラをつけて行動している。アッシュ的には、いつも隣に過激な服を着た他クラス女子が居るのはどういう気持ちなんだろう。アッシュくんの照れ顔差分は申し訳ないがめちゃめちゃキモいので、あんまりニヤニヤしないでいるといいな、と思う。

シルヴァン

Lv37 ダークナイト 槍術A/理学A/馬術A+/指揮B

ついに黒魔法に目覚めた女狂い。5年の間地元ゴーティエ領で戦いを続け、5年前の約束を律儀に守って帰ってきた。

あくまで剣がメインなフェリクスとは異なり、シルヴァンはもう完全に黒魔法しか使っていない。フェリクスと違って黒魔法の回数が多いからというのが主な理由だが、単に槍という武器が剣に比べて弱いからというのもある(攻速が遅い)。

支援会話を見る限り、どうもシルヴァンは女の子と軽く遊ぶのが好きなだけで、女の子が好きなわけではないようだ。というかむしろ紋章目当てに群がってくる女性を嫌ってさえいるらしい。いや、それは嘘でしょ。だったら女遊びなんかやめなよ。それ、カッコつけて影背負った感じになってるだけじゃない?

メルセデス

Lv41 グレモリィ 信仰S/理学A+/指揮B+

5年経っても変わらず優秀な司祭。5年間実家の仕事を手伝っていたが、5年前の約束を思い出して帰ってきた。

魔力36から放たれるリブローが非常に優秀で、メルセデスがいれば一撃死以外の死因は起こり得ない。というのはちょっと過去の話で、グレモリィになって白魔法回復量+10がなくなったので、回復量が若干心許ない感じになってはいる。平均レベルの上昇に伴ってHPが増えていて、相対的な回復量が落ちているのも原因の一端を担っている。どうせ黒魔法は撃たないし(メルセデスに経験値を渡すのは損なので)、兵種マスタースキルを貰ったらビショップに戻してもいいかもしれない。リザイア以外の攻撃白魔法を覚えるなら即ビショップに戻すんだけどなあ……。

イングリットと似たような境遇で、親から「家のために結婚しろ」と急かされているらしい。一人だけ28歳で他は皆22歳とかなので、まあせやなあという気持ちにもなるが(これはファイアーエムブレムの世界観に照らし合わせたときの話であって現実とは一切関係ないことを一応断っておく)、親の圧をのらりくらりと躱し続けているらしい。強い人だ。

アネット

Lv39 ダークナイト 理学A+/槍術C/信仰D+/馬術B+/指揮B+

5年経ってさらに強力になった黒魔法使い。5年間地元で政務を手伝っていたが、5年前の約束を果たすべく帰ってきた。

アホみたいに高い魔攻に加えて、馬による再移動を獲得。ヒット&アウェイがやりやすくなってさらに強くなった。地味に最近白魔法も勉強していて、適宜回復役として働いたりもできる。優秀。勝利セリフの「馬鹿にしないで!」がかっこかわいくて好き。魔攻56を馬鹿にする人はどこにも居ないと思います。

お気に入りキャラだったのだが、ベレトとのキラキラハートマークが出ず、がっかりしている。おそらくこのハートがあるペアは隠し支援会話とか個別エンディングとかそういうのがあると思うので、それがないということはつまり攻略不可ということなのだろう。知らんけど。

イングリット

Lv38 ファルコンナイト 槍術A+/剣術C/弓術D/飛行A/馬術B+/指揮B

長かったパラディン時代を経て、ついに空へと復帰した女騎士。5年間地元で父の政務を補佐していたが、5年前の約束を守るために修道院へと帰ってきた。

5年前は(文字通り)力が足りず火力不足に悲しむことが多かったが、5年経った今でもその状況はあまり変わっていない。とはいえ再び空を飛べるようになったので、宝箱を開けたり他の人を邪魔しないようにしながら進軍したり、といった飛行職にしかできない仕事をしてもらっている。一応速さが高いので、回避盾としての仕事がなくはないが、その面ではフェリクスの方が優秀。氷槍(技依存の魔法攻撃スキル)で重装兵を突破する仕事もあるにはあるが、そもそも最上級職にもなって未だに魔法が使えないのはアッシュ(射程が長いので他の仕事がたくさんある)とディミトリ(力が高いので重装兵もゴリ押しで殺せる)とイングリットだけ。いまいち力不足感が否めない。

セテス先生とじっくりお話して、将来について父親と話し合うことにしたらしい。イングリットはもともと経営の傾いた実家の再建と自身の騎士になる夢、どちらを取るかで延々悩んでいたので、話し合いをする気になったのは良いことだと思う。正直、騎士は向いていないからやめといたほうがいいと思うよ。

リンハルト

Lv27 ビショップ 信仰A/理学B+

昼寝好きな赤組の回復役。経歴に一人だけ「1181 領地に戻り、惰眠を貪る。」とか書かれていて好感が持てる。

男性はグレモリィになれない、と気づいたのは信仰と理学をここまで上げた後だったので、もう最上級職は諦めてこの2つに絞って伸ばしている。あまり戦わせたことはないが、優秀なリブローに加えてワープを覚えているので、戦場で腐ることはなさそう。

カスパル

Lv35 グラップラー 斧術B+/格闘術B+

喧嘩っ早い赤組の近接攻撃役。帝国に臣従した実家と絶縁し、帝国との戦いに明け暮れていた。

うちのチームで唯一格闘術をメインで使っているキャラクター。格闘術は攻撃の低い4回攻撃なので、一撃で沈められるか1ダメージも与えられないかのどちらか、というかなりピーキーな性能で、正直支援上げに向いていない。が、キャラ的にはやっぱり格闘術が合ってる気がするので、一人だけ篭手をはめて戦っている。

ベルナデッタ

Lv30 スナイパー 弓術A/槍術C+/馬術B

引きこもりで叫びがちな赤組の弓兵。「1181 領地に戻り、引き篭もる。」こんな経歴があってたまるか。

馬術の才能開花で得たスキル「すり抜け」が優秀……などということはなく、耐久が低いのでだいたい後ろで狙撃を連打するしかできることがない。うまく使えば槍スキル「復讐」が優秀なように見えるが、パーティアタックのないこのゲームでHP減少依存のスキルがどれだけ使えるかと考えると微妙。

5年経ってちょっと大人びた風貌にはなったが、おどおどした性格は相変わらず。でも意外と身長高いんだよね。

ドロテア

Lv32 ウォーロック 理学A/信仰B/剣術C+/指揮D

元歌姫な赤組の魔法使い。5年の間は歌劇団として人々を救って回っていたらしい。

黒魔法「メティオ」が面白く、ぜひ使ってみたいと思っているのだが、雑メティオを投げていいほど支援会話表に余裕があるわけではないので(支援値の観点から言えば戦闘は長引くほど良い)、まだ一度もお目にかかれていない。興味あり。2周目以降赤組でプレイするときはぜひメティオを投げまくりたい。

ペトラ

Lv30 ドラゴンナイト 斧術A/剣術B/飛行B

異国の姫であり、赤組の飛行担当。一応5年の間もフォドラにいたらしい。その割には相変わらず助詞の抜けた(しかし発音は完璧な)話し方で、フォドラの言語が助詞だけ非常に難しい体系を成していることがわかる。性や活用が間違っているとか、そういうのを訳している気持ちなんだろうか。発音の微妙な差異で活用を表す言語とかかな。

一応ドラゴンマスターを目指して育成してはいるが、戦闘にはほとんど出したことがない。アッシュとの支援A+会話を見た後は副官として出撃することもなくなると思う。

ローレンツ

Lv29 パラディン 槍術B+/理学B/馬術C

貴族感丸出しな黄組の槍手。倒したら起き上がりこちらを見てきたので仲間にした。経歴にもそのことがきちんと明記されており、本当に細かいゲームだなあと思う。

ダークナイトを目指して理学を鍛えているが、黒魔法を撃ったことはない。正直パラディンとして戦うには力が低すぎて使い物にならないので、はやく理学と馬術を上げなければならないと思っている。が、そもそももう前線に出ることはないかもしれない……。

イグナーツ

Lv32 アサシン 剣術B+/弓術B+/理学C+/指揮D+

女神に憧れる黄組の弓兵。メルセデスに「あなたが女神そのものです、描かせてください!」と言ってみたり、フレンに「あなたは聖セスリーンの生き写しです、描かせてください!」と言ってみたり、意外と節操なしな一面があることが最近の調査で判明した。

本当はエピタフを目指すつもりだったのだが、思いの外エピタフが剣寄りな性能だったので、最上級職をどうしようかかなり迷っている。そうこうしているうちに弓術も上がってしまって、かなりどっちつかずな技能になってしまった。このままアサシンという微妙な職で一生を終えることになりそう。

リシテア

Lv34 ウォーロック 理学A/剣術B/指揮B

天才と呼ばれる黄組の魔法使い。非人道的な実験の結果、寿命と引き換えに望まぬ2つの紋章をその身に宿すことになった。5年経っても子供っぽいところは全然変わっておらず、だいたいどの支援会話も「わたしもう子供じゃありませんし。ふっふーん。どや」みたいな感じ(実際はもうちょっとクールかもしれない)。可愛い。

剣術に才能開花を持っていたので、エピタフを目指して修行中。この子もおでこからウォームΖを出すニンジャになってしまうんだろうか……。

ヒル

Lv27 ドラゴンナイト 斧術A/槍術C+/飛行C+

可愛いものが好きで面倒事が嫌いな黄組の飛行担当。ドラゴンはだいぶ可愛くない見た目をしていると思うのだが、それはいいんだろうか。

ドラゴンマスターを目指して飛行をせっせと上げる毎日だが、ドラゴンマスターになっても戦場に出ることはないと思う。もともと戦いたくないとしきりに言っていたので、本人もそのほうが幸せかもしれない。

レオニー

Lv29 ソシアルナイト 槍術B+/弓術B+/馬術C+

主人公の父親でもあるジェラルトを師と仰ぐ、黄組の槍術担当。いわゆる男勝りな性格だが、先日はシルヴァンに女の子扱いされて嬉しそうにしていた。悪い男に引っかかりそう。

一応ボウナイトを目指して訓練を続けているが、それ以前の上級職であるパラディンにすらまだなれていない(チーム内で唯一上級職になったことがない)。もう合格率は80%近くあるのに、2連続で不合格をもらっている。「おいおい、嘘だよなー」。いや、こっちのセリフですが……。

セテス

Lv37 ドラゴンマスター 斧術A/槍術B+/剣術D+/飛行B+/指揮B+

何十年も前から修道院で教鞭を取っている謎の男性。その正体は1000年前の伝説に現れる聖キッホルその人。だと思う。

学級外で唯一最上級職に足を踏み入れているキャラクター。能力的にも攻撃/防御/支援いずれも優秀で、聖者としての貫禄を遺憾なく発揮している。強すぎるので最近はあまり戦わせないようにしている(敵を倒してしまうとそれ以上支援値を上げられないので)。

フレン

Lv43 踊り子 信仰A+/理学A/槍術C+/飛行D/指揮C

5年経っても全く見た目が変わっていない謎の少女。その正体は1000年前の伝説に現れる聖セスリーンその人。だと思う。

踊り子の役職が非常に優秀で、レベルが面白いくらいどんどん上がっていく。FE紋章の謎にも踊り子は居たが、当時は敵を倒したとき・攻撃したときにもらえる経験値とレベルアップに必要な経験値が一律で、高レベルで低レベルの敵を倒したときに経験値が減衰する、ということはなかった。ので、踊り子も経験値が貰えてはいたが、他のキャラクターに比べて貰える経験値が多いということはなかった。ところが今作では攻防それぞれのレベルに応じて取得経験値が変わるため、攻撃しかできないキャラクターはある程度のレベルで頭打ちになってしまい、それ以上はストーリーを進めないとレベルを上げることができない。しかし踊り子や白魔法使いは敵に依存しない経験値稼ぎができるので、戦闘を重ねるたびにどんどんレベルが上がっていく。それでフレンはこんなレベルになってしまったのだ。バランス調整下手か?

この少女、5年間で一切成長していないのだが、誰もそれを会話で指摘したりはしないようだ。みんな人間ができているのか、誰もフレンちゃんに興味を持っていないのか、あるいは5年も会っていなかったために元の顔を忘れてしまったのか……。

ハンネマン

Lv29 ウォーロック 理学A/信仰C+/弓術C+/馬術C/指揮D

紋章学教師。見た目と違って意外と気さくな人物で、特に紋章学の研究に協力してくれる人物には非常に優しい。ギルベルトとの会話が仲良しおじさんって感じで良かったが、「君とは仲良くなれそうだ」と支援B会話で言っておきながら支援A会話が存在しないあたり、もしかすると社交辞令だったのかもしれない。

リンハルトと同様、男性はグレモリィになれない、と気づいたのは信仰と理学をここまで上げた後だったのだが、せっかくなので槍術と馬術を伸ばしてダークナイトを目指している。とはいえリンハルトと違って応援持ちなので、最上級職になれなくても最低限の仕事はあると思う。

マヌエラ

Lv29 ビショップ 信仰A/剣術C+/槍術D/飛行D/馬術C+/指揮D

元歌姫な医務室の先生。私生活がめちゃめちゃにだらしない。支援会話をいくら見ても「歌姫だった、苦労した」と「私生活がだらしない」以外の情報が出てこず、マジで生活力低いんだなと感じる。ガルグ=マク以外ではやっていけなそう。

槍術と馬術を上げてホーリーナイトを目指している。チーム内で唯一ホーリーナイトを目指しているキャラクターなので、ホーリーナイトがどういう役職なのか確認するためにもマヌエラ先生にはぜひ頑張ってほしい。ダークナイトの性能からだいたい想像はつくけれど。

ギルベルト

Lv34 フォートレス 斧術A/槍術B+/重装A/馬術B/指揮C

第二部でやたらと話題に上がる老騎士。かつてはファーガス神聖王国で陛下の騎士として仕えていたが、ダスカーの悲劇で陛下を守れなかった自責の念に耐えかねて、国も家族もほっぽりだしてセイロス騎士団に転職、今に至る。実の娘であるアネットと最近やっと仲直りした。

馬術を上げてグレートナイトを目指しているところ。ドゥドゥーが居ない間はその代用として前で槍を振るっていたが、ドゥドゥーが帰ってきたので用済みになった。とはいえ支援会話はまだ残っているし、実はディミトリとの支援会話がわんさか残っているので、ディミトリの闇落ちが終わったらまた戦線に復帰することになると思う。優秀な応援持ちなのであまり心配していない。

アロイス

Lv31 ウォーリアー 斧術A+/格闘術A/重装C/指揮C

ジョークが好きなおっさん騎士。団長(ジェラルト)の多くを知る人物であり、支援会話にもよくその話が出てくる。妻と娘が遠くにいるが、あまりにもセンスがないので娘の誕生日に古代の貨幣を送っているらしい。

技能値的にはいつでもウォーマスターになれるが、ケチなので最上級試験パスを留学生が1割引で売ってくれるのを待っている。ウォーマスターになれば学級外でセテスに次ぐ二人目の最上級職で、最前線でバリバリ活躍してくれることが期待される。今のところ、いまいち耐久も力も低くて使い勝手の悪いキャラクターなのだが……。

カトリーヌ

Lv35 ソードマスター 剣術A+/格闘術B+/指揮C

レア様に絶対服従な、セイロス騎士団の筆頭剣士。なにか経歴を隠しているらしく、実はいいとこの貴族(もしかして王家の血筋?)のようだが、本人的には剣士として生きている方が気楽なようだ。

剣術を扱う最上級職がエピタフしかなく、彼女に理学は明らかに向いていないので、最上級職は諦めてソードマスターの道を極めようとしている。最近ソードマスターの兵種マスタースキルで「流星」というスキルが開放されたが、「威力30%の5回攻撃」という単に剛撃したほうが遥かに優秀なスキルでがっかりした。

シャミア

Lv29 スナイパー 弓術A/槍術B+/馬術C+

カトリーヌと仲良しな暗殺者、もとい、傭兵。支援会話が少ないので全然経歴がわからない上、5年後に帰ってきてみたらドゥドゥーとの会話が期限切れになっていた。会話コンプリートを妨げる不届き者。許しがたい。

キャラクター的には上級職はアサシンが合っているのだろうが、アサシン(剣/弓)には適切な最上級職がないので、弓一本に絞っていまはボウナイトを目指してもらっている。もうちょっと最上級職増えないかなあ、ほんと。

ツィリル

Lv25 ドラゴンナイト 斧術B+/弓術B/槍術D+/飛行B/馬術D+

レア様大好きな雑用係。お隣の蛮族国家パルミラの捕虜らしく、パルミラに居たころより贅沢な暮らしをさせてくれるセイロス聖教会とレア様に絶対服従を誓っている。

ドラゴンマスターを目指して飛行と槍術を上げているが、道のりは遠そう。固有スキル「良成長」が非常に優秀なので、今後に期待といった感じ。


今後もゆったり進めていきます。