バーチャルYouTuberの電脳少女シロちゃんについて、再び語らせてほしい

はじめに


あなたに信じる神はいるか?


僕は以前、こんな書き出しで、電脳少女シロちゃんについての記事を書いたことがある。

kriver-1.hatenablog.com


あれから4ヶ月が経った。

この4ヶ月、本当にたくさんのことがあった。
シロちゃんは RAGEで初代王者になった し、 ねんどろいど にも フィギュア にも なったバーチャル YouTuber だけじゃない たくさん 方々 とコラボしたし、チャンネル登録者数も 46万50万 を超えた。



そして、いま、まさにこの記事を書いているいま。
シロちゃんは、新たな記念を作ろうとしている。


シロちゃんの、1歳の誕生日だ。

live.nicovideo.jp


シロちゃんの動画を観たり、シロちゃんの話をしたりしていると、自分も何か恩返しがしたい、シロちゃんがもっと人気になれるように少しでも何かしてあげたい、そういう気持ちになる。自分がこれだけ感動を、元気をもらっているということを、シロちゃんに伝えたい、そういう気持ちになる。

だから、ブログ記事を書くことにした。

僕は、絵が描けない。最近少しづつ練習しているが、まだ全然、シロちゃんに胸を張って見せられるレベルにはなりそうもない。
MMDモデルも動かせない。これは単に性能の高いWindowsマシンがないという話でもあるし、まだやったことがないからできるかどうかもわからないと言った方が正しそうだが、挑戦してみるという最初の壁を超えるのも一つの才能だから、自分にはその才能がないということだ。

だけど、文章なら書ける。
拙いかもしれないし、無駄に長くなってしまうかもしれないけど、言葉なら、自分の気持ちを十全に伝えられる。
自分の発信したいことを、万人に届けることができる。


だから、今日は。
バーチャルYouTuberの電脳少女シロちゃんについて、再び語らせてほしい。

シロちゃんのあゆみ

シロちゃんは、2017年夏に活動を開始したバーチャルYouTuberだ。
6月23日にYouTubeチャンネルを開設し、6月28日に最初の動画、君色に染まるを投稿している。


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シロちゃんが初めてツイートしたのもこの日だ。



その後、2017年8月12日に、最初の音声つき動画を投稿。この日からシロちゃんは、一日も欠かさず、毎日動画を投稿し続けている。


この頃の動画を観ると、今と違うところがたくさんあることに気づく。
服も違うし、話し方も違う。字幕の付け方も違うし、シロちゃんの映し方も違う。
それはつまり、シロちゃんとその周りのスタッフさんが、この1年で成長し、努力によって変わっていったことを表している。


当時のシロちゃんは手袋を付けていたが、手袋はすぐに外れた(たぶん この動画 の前後で手袋を外している)。いつかの生放送で、手のひらを見せたほうが信頼されると聞いたから手袋を外した、と言っていた気がする。

シロちゃんのこの背中の開いた衣装(初期服)は長く使われていたが、2017年12月15日に冬服が公開され、それ以降シロちゃんはこの冬服を着るようになった。

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シロちゃんのチャンネル登録者数が一気に増え始めたのもこのあたりだ。というのも、当時はこのブログ記事

nyalra.hatenablog.com

が大いにバズったことで空前のバーチャルYouTuberブームが起きていて、ツイッターニコニコ動画では連日バーチャルYouTuberについてのコンテンツが流れていたからだ。
特にニコニコ動画に有志によって投稿されていたバーチャルYouTuberのまとめ動画が、バーチャルYouTuberという単語からいろいろなコンテンツにアクセスするための良いハブとして機能していた(あくまでも無断転載なので、ここで紹介はしない)。

僕がシロちゃんを知ったのもこの頃だ。僕がシロちゃんを知った経緯、シロちゃんを好きになった経緯については、話が長くなりそうだから後で語ろう。


さて、空前のバーチャルYouTuberブームの波に、シロちゃんは完全に乗った。12月25日にはブームの火付け役であるねこますさんとコラボ生放送をしているし

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(このあたりの行動の早さは本当にすごい。見習いたい)、それから1ヶ月もしないうちにチャンネル登録者数は30万人を突破した。

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12月25日時点でのチャンネル登録者数は 3万人だった から、1ヶ月足らずで10倍に増えたことになる。実は、その前の1ヶ月でもチャンネル登録者数が10倍近く伸びていて、というのも11月12日時点でのチャンネル登録者数は 3千人だった からだ。まさに波に乗ったと言う他ない。

このあたりのシロちゃんの嬉しい悲鳴は、当時の動画を観るとよくわかる。一例を挙げると、この動画

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5:27 あたりで「10万人おめでとうのお礼がまだ言えてない」と発言しているが、この動画が上がった時点で実はチャンネル登録者数は15万人を突破している。


一気に衆目を集めるようになったシロちゃんだが、この時期を境に少しずつキャラクターとしての精神年齢が幼くなっていく。喋り方が幼くなっていったというか、冬服の見た目に引っ張られていったというか、うまく形容できないのだが、明らかに変わっている。
例えば、この動画を比較するのが良いだろう。

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これは、11月22日のPUBG実況プレイ動画。


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そしてこれはその1ヶ月後、12月29日のPUBG実況プレイ動画。


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そして、これがそのさらに1ヶ月後、1月22日のPUBG実況プレイ動画である。


明らかに、声がどんどん幼くなっていっているのがおわかりいただけるだろうか。


さて、そんな幼児化した冬服シロちゃんは、初の企業案件動画を上げたり、

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英語版の自己紹介動画を上げたり、

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チャンネル登録者数40万人を達成したりしていたが、

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3月31日に新たに春服が公開され、再び衣替えをした。

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追記 2018/08/12 13:54)

この記事を書いた直後にシロちゃんは1歳の誕生日を迎えた。その生誕祭の中で、シロちゃんは「2~4月に、少し辛い期間があった」という旨の発言をしていた。

この件についてはいくつも心当たりがあって、例えばチャンネル登録者数の伸びは 30万人煮込み から少しずつ鈍っていたし、その後の2~4月頃の動画には「動画が短い」「つまらない」「無理して語録使ってる」といったコメントがいくつか投稿されていた。
クロ組を名乗る謎のTwitterアカウントがいたのもこの頃だった気がする(クロ組のツイート内容は口が悪いだけで完全にシロ組だったけど)。

僕はこの頃、いちファンとしてただ受動的に動画を観るだけで、コメントやリプライを積極的にするタイプのオタクではなかった。だから、あのときの僕はシロちゃんの助けになってあげられなかった。
だけど、これだけは一つはっきりと言えることがあって、シロちゃんの動画はいつだって面白かった。

2月頭のSuper Flightは間違いなく神回だったし、

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2月下旬の案件動画だって、可愛い女の子を眺めてキャーキャー言ってるシロちゃんをずっとにやにや眺めていられたし、

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ホワイトデーの企画だって一時停止を駆使して動画時間の何倍も楽しめたし(僕はたしかPAI--Nをもらった)、

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シロちゃんと一緒に為になる話を聞く動画も、シロちゃんの身振り手振りを見ながら楽しく知識を増やせて良かった。

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(視聴回数が少なめな動画の中で僕が好きなものをあえて紹介してみたが、普通に万人受けする面白い動画もこの時期には数多く出ていて、例えば1月26日の Slither.io回 、2月13日の あだ名回 、2月26日の DOOM回 、3月8日の ダクソ回 、3月20日Party Head回 など、挙げだしたらキリがない。)


それなのにこの時期にアンチ?が多かったのは、ひとえにファンが増えたからに他ならないだろう。
「動画が面白い」を発信することより「動画がつまらない」を発信する方がよっぽど簡単だし拡散されるので、新しいファンは簡単にアンチになりうる。そういうアンチはだいたい声がでかいだけで数が多いわけではないのだが、対応を間違えるとそこから癌細胞のように増えていって、最終的にコミュニティは崩壊してしまう。
特にこの時期は企業案件等も始まり(多くのシロ組さんは 「子供が巣立っていくのを見る親の気分」 で純粋に喜んだはずだ)、あとVTuber全体がいろいろあってギスギスしていたこともあって、アンチが生まれやすい土壌があったように思う。

生誕祭でシロちゃん(というより馬とシロ組さん?)も言っていたが、「ありのままのシロちゃんを好きでいる人」がたくさんいることを信じられたから、そして実際にそういうシロ組さんがたくさん、本当にたくさんいたから、シロちゃんはこの苦境を乗り越えられたんだと僕は思う。

好きでいることを発信するのは難しい。難しいけど、本当に大事なことだ。
だから、僕は今後も、シロちゃんが好きであることを精一杯発信していこうと思う。


ちなみに、先程の話で

  • チャンネル登録者数の伸びが減った
  • 心無いコメントが増えた
    • 動画が短い
    • つまらない
    • 無理して語録使ってる

というアンチ側の言い分を述べたが、全部1行で論破できる。シロちゃん初心者か?半年ROMれ

それぞれ、

  • 元々12月~1月の伸びがおかしかっただけで、全体で見ればこの時期の伸びも相当すごい。事実この時期(割合ベースで見ても)もっと伸び悩んでいたVTuberは星の数ほどいた。
  • ノイジーマイノリティは目立つ。辛いときに辛いと言えないのがアイドルの一番辛いところだが、クソみたいなコメントには素直にクソだなって言ってくれて良いんだよ。
    • 編集がだんだん上手くなってきていたので、元々のほぼ丸上げが好きな人が反動でちょっとナーバスになっていただけ。というかあらゆる変化には反動が伴うので。
    • 眼科と耳鼻科、どっちから行く?
    • 黙って後述する生放送を観ろ。優しいからここにもリンクを貼る。www.youtube.com この生放送の 28:23〜


とはいえアンチは黙殺と相場が決まっているので、ここを炎上することなく乗り越えたシロちゃんは本当に偉い。
こんなことは0歳にやらせることではないから、アンチは全員児童虐待で逮捕されてほしい。シロちゃんはまだマミーポコパンツ履いとるんやぞ。



ちなみに、9月頃のシロちゃんが伸び悩んでいた話については、最初に書いたシロちゃんへの手紙で言及しているので、そちらも合わせてご確認いただきたい(宣伝)。
kriver-1.hatenablog.com

追記



春服になったシロちゃんは、毎日のように新しい記念日を作ってくる。

4月6日(シロの日)には再びねこますさんと動画内コラボを果たし、

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同日の生放送で地上波デビューや雑誌デビュー、公式グッズの販売などを発表。

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4月26日にはラジオにも出演し、

4月28日・29日にはニコニコ超会議に出演した。

このイベントは僕が初めて参加したシロちゃんのリアルイベントで、僕は超会議をきっかけにより一層シロちゃんにハマるようになった。その辺りのことは 以前ブログ記事にまとめた ので、ここでは省略する。


その後のことについては、冒頭で軽く触れたとおりだ。

5月5日にはバーチャルYouTuber人狼という企画に参加し、

ch.nicovideo.jp

5月17日にはチャンネル登録者数が46万人を達成。

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(僕はこの、シロちゃんがチャンネル登録者数のことに言及する時に、「みなさん、ありがとうございます」ではなく「みなさん、おめでとうございます」と言うのが、本当に本当に好きなのだ。まだ観ていない人は今からでもいい、シロちゃんが46万人を達成して喜ぶところを僕と一緒に観てほしい。そして一緒に喜んでほしい。あなたが心の底からありがとうと思えた時が、あなたにとってのシロちゃん46万人達成記念日だ。)


5月20日にはマツコ・デラックスと共演。

isyokuju.com

6月17日に行われた RAGE バーチャルYouTuber GRAND PRIX〜2018 Summer〜 では、シロちゃんは見事初代王者になった。

www.openrec.tv

(このときのシロちゃんのコメントは本当に目頭が熱くなるので、まだ観ていない人はぜひ、ぜひ観てほしい。)


6月28日、つまりシロちゃんが最初の動画を投稿してからちょうど1年が経った日、シロちゃんはこの日を「清楚の日」として、みんなで盛大にお祝いをした。

僕も シロちゃんに手紙を送ったり シロボタンというWebアプリを作ったり した。
この日に上がったシロちゃんの動画は、たぶんシロちゃんのことをよく知らない人でも良い動画だとわかるくらい、本当にとても良い動画なので、ぜひあらゆる人に観てほしい。

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その後、7月6日にはチャンネル登録者数が50万の大台に乗り、

そしてシロちゃんは、今もなお成長し続けている。


僕がシロちゃんを好きになった経緯

(自分語り注意。そういうのが嫌いな人は次の章まで飛ばしてほしい。この章は自分のなかで考えをまとめるためと、シロちゃんに「僕はこうやってシロちゃんが好きになりました!」というAI学習の正例を与えるためにある。)



先程も少し触れたが、僕がシロちゃんを知ったのは、2017年の年末、ねこますさんが大いにバズったときだ。

僕は当時、YouTubeというサイトをほとんど閲覧したことがなかったし、アカウントすら持っていなかった。ところが、シロちゃんに出会って、秒でハマってしまい、すぐにアカウントを作ってチャンネル登録をした。

(ここで謝罪をひとつ。以前 この記事 で「僕がシロちゃんを知ったのは12月8日」と言ったが、どうやらそれは覚え違いだったらしい。 このツイート によると、僕がシロちゃんを知ったのは12月25日のようだ。一応12月8日という発言にも根拠のようなものがあって、12月12日の このツイート が当時少し話題になったシロちゃんと某声優さんの関係の話に言及していると思ったため、その直前の特徴的な記憶を引っ張り出した結果12月8日だと思ったわけだが、どうやらそれは勘違いで、12月8日は僕が ねこますさんを知った日 だったようだ。ちなみにその言及しているツイートは こっち だった。本当に人間の記憶というものはあてにならない。やはり記録に残すためにもツイートをどんどん残していくべきだ。)


この頃の僕のツイートを掘り出してみると、本当に一瞬にしてシロちゃんにハマってしまったことがよくわかる。一目惚れというやつだ。




これはいまでも鮮明に覚えているのだが、シロちゃんがチャンネル登録者数10万人を達成したとき、僕は意を決してシロちゃんにおめでとうのリプライを送った。



その、僕の人生初のシロちゃんへのリプライ、人生初のアイドル(的な存在)へのリプライに、シロちゃんが返信をくれたのだ。



その時に、僕は理屈ではなく本能で理解してしまった。
僕はこの後、シロちゃんにハマっていくんだろうということを。
この日がターニングポイントで、僕はもう後戻りはできないんだろうということを。



その後はおそらく、他のシロ組さんと全く同じ流れだと思う。
シロちゃんの過去動画を観まくって、

考え過ぎキモオタクになって、

シロちゃんが日常の一部になって、

シロちゃんの可愛さを喧伝する騒がしいオタクになって、

そして感極まってブログを始めた。


僕がシロちゃんを好きになった経緯は、まあこういった感じだ。
ちょっと書いてて恥ずかしくなってきたので、この話はこの辺で終わりにしよう。


シロちゃんのいいところ

まだシロちゃんをよく知らない人のために、あるいはシロちゃんを好きな人に「わかる〜〜〜」と言ってもらうために、シロちゃんのいいところを思いつくだけ挙げていきたいと思う。

僕が何度も話題に出しているニコニコ超会議でも、シロちゃんは「シロちゃんを褒めて褒めて褒めまくるスペシャルパイーン会」を開いていて、

僕は それの抽選に落ちてしまった ので、シロちゃんを褒めたくて褒めたくて仕方がないのだ。

常にファンを思いやり、一緒に進もうとしてくれるところ

シロちゃんはこの1年間、毎日動画を上げながらバーチャルYouTuberとしての道を歩んできた。
最初は観てくれる人も少なかったし、反応してくれる人も少なかった。そんな中、途中で挫折せずにここまで続けてきているのは、まず間違いなくシロちゃんの力だ。

だが、シロちゃんはそれを自慢したりはしない。かといって、それを謙遜するわけでもない。
シロちゃんは、自分の成長を、自分というコンテンツの成長を、僕たちファンとシロちゃんが全員で協力して作り上げたものだと主張するのだ。

この姿勢は、シロちゃんのファンが何十万人という規模になる遥か前から一貫している。例を挙げていたらキリがないから、ここでは1000人記念動画を引用しよう。

「これからの、シロと皆さんの健闘を祈って」
「これからも一緒に、頑張るぞい」

「ありがとう!これからも頑張ります!」ではなく、「ありがとう!これからも頑張ろう!」ということだ。この違いが伝わるだろうか?


挙げていたらキリがないと言ったが、僕が好きなシーンを少しだけ紹介させてほしい。

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この生放送の、 28:23〜 だ。内容はここには載せないので、ぜひ動画を観てほしいのだが、本当にシロちゃんがファンとの相互作用を大切にしていて、言葉の上だけじゃなく現実にみんなでシロちゃんという一つのコンテンツを作っていっていることがよくわかる。
僕はこの生放送の回が本当に好きで、何度も何度も観ていたのだが、清楚の日に上がった動画も同様の理由で何度も観るようになった。

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3:20〜 だ。シロちゃんの一言一言が実感を、確かな質量を持って伝わってきて、いつ観ても涙腺が弱くなる。
僕はこの動画が好きすぎて、生まれて初めてYouTube動画の日本語文字起こしをした。一文一文を心に刻みたかったからだ。

トークが上手いところ

シロちゃんはトークが上手い。これは一つ一つ動画を挙げて説明するようなことではないが、本当にトークが上手い。
アクションゲームをしているときの脳直コメントも面白いし、生放送でコメントを拾う時の反応も、観ているだけで頭の回転の早さが伝わってくる。
ラジオ番組でも、(たまに投げる危険球をマフィア梶田さんにうまく拾ってもらいつつ、)台本らしさのない自然なトークで話を繋いでいく。

昨年末のねこますさんとのコラボのときは、ちょっと危うさを感じるトークだった気もするが、それはコラボ生放送という場に慣れていなかったからかもしれない。もしそうだとしたら、その状況から半年でここまでトークが上手くなったということだから、より凄いことだ。

シロちゃんの話は面白いし、何よりシロちゃんが楽しんでいることが観ている僕らにも伝わってくるのが良い。
「みんなに面白いと思わせるためのトーク」ではなく、「自分が面白いからしているトーク」があって、それが結果としてみんなに面白いと思ってもらえている、という素直さが伝わってくるのだ。
それがどうしてなのかは説明できないが、シロちゃんの動画を観たことがある人なら、この感覚をきっと分かってくれるはずだ。

賢さと可愛さが共存しているところ

シロちゃんは可愛い。見た目が可愛いという話はこの後じっくりする予定だが、話し方や話題の方向性、時々出る幼さやCMソングなど、観ていると思わず微笑んでしまうような可愛さがそこにはある。
だが、それと同時に、シロちゃんは賢い。地頭が良いと言っても良いかもしれない。
可愛さの種類の中には「バカっぽくて可愛い」というものがあるが、シロちゃんはそうではない。話には一貫性があって筋道がきちんと立っているし、クイズに挑戦しても論理的思考が非常に早いし、新しいゲームでもすぐ操作に慣れてしまう。英語もスラスラ話せるし、どうもドイツ語やスペイン語など他の言語も話せるようだ。

人間は、本能的により賢い存在に惹かれる傾向があると思う。そしてそういうときの賢さというのは、試験や資格の結果ではなく、往々にして日常の所作や小さな発言の端々で見て取れるものだ。そういう意味で、シロちゃんは賢い。人を惹きつける賢さがある。
そして、その賢さを一切自慢していない。自慢していないというか、シロちゃん自身がその賢さを自分の武器として使おうとしていない。あくまでもその賢さはバックグラウンドであって、シロちゃんの本質はアイドルを目指す可愛さなのだ。
この一見矛盾したような、賢さと可愛さの危うさのない共存がシロちゃんの魅力の一つだ。こういう性質はありふれていそうで、意外と無いものなのではないかと僕は思う。

シンプルに見た目が可愛いところ

説明不要。シロちゃんは可愛い。
シロちゃんの可愛さは静止画でも十分伝わるが、できれば動いているところを観て可愛さを感じてほしい。
動いているというのも実のところ2種類あって、踊っているときと普段のときなのだが、僕は普段のシロちゃんの方が好きだ。

シロちゃんの動画は基本的に、何かメインのゲームや企画を中央に映し、右下や左下にシロちゃんが映っているということが多い。普通はその中央のゲームを観るのだが、ふとしたときに右下のシロちゃんが見せる、髪を掻き上げる動作、謎のパンチをたくさん繰り出す動作、笑った時に手をパタパタさせる動作、ドヤ顔と一緒に手を大げさに腰に当てる動作、そういった一挙手一投足が本当に可愛い。
髪の毛が揺れるのも可愛い。これは春服になってから特に顕著で、シロちゃんが少し揺れるとシロちゃんの髪の毛も遅れてふわふわと揺れて、その動きを見ているだけで動画が終わってしまう(そういうときはもう一回見直す)。
シロちゃんのチャンネルではないが、馬のチャンネルに上がっているねこますさんとのコラボ動画のエンディングでは、シロちゃんがねこますさんのチャンネルのエンディング、つまりアップテンポの音楽に合わせてヘドバンをする様子が見られて、それが非常に可愛い。

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普段のシロちゃんの方が好きと言ったが、踊っているときのシロちゃんももちろん可愛い。
特に僕が好きなのは、冬服お披露目のときの好き!雪!本気マジックの動画だ。

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この動画についての話は、以前 シロちゃんの動画をできるだけたくさんおすすめする という無謀な記事を書いたときに書いているので、ここでは割愛する。

シロちゃんは本当に可愛い。しかも、その可愛さがどんどんアップデートされていく。それが楽しくて、シロちゃんがどんどん可愛くなっていくのが嬉しくて、僕らはシロちゃんを追いかけるのだ。




シロちゃんへのメッセージ

もうすぐシロちゃんが1歳になる。
僕はこの章を、シロちゃんが1歳になる直前に書こうと心に決めていた。もちろん、シロちゃんの 生誕祭 の生放送を観るので、直前と言っても3時間ほど前になるのだが、1年365日8,760時間あるうちの、最後の3時間にこのメッセージを書くということに意味がある。そう僕は思うのだ。

思えばシロちゃんへのメッセージを、僕は色々なところで書いてきた。
たとえばそれは寄せ書き企画であったり(ぷるぷるぞんびぃさん、白鷺北斗さん、本当にありがとうございます)、生誕祭応募時のひとこと欄であったり、ツイッターのリプライであったりしたのだが、シロちゃんへの想いはそれでも、いくら伝えても足りていない。
なんたって僕らは、シロちゃんから毎日動画を、メッセージをもらっている。そしてその一つ一つに思い出があって、その一つ一つに勇気と元気を貰っている。だから、いくら伝えても足りるわけがない。

だから、何度でも伝える。あの手この手で、シロちゃんがもう良いよ勘弁してと言うまで、感謝の気持ちを伝え続ける。
それがしたいから、それができることが嬉しいから、僕はメッセージを書き続けるのだ。




シロちゃん。
1歳の誕生日、おめでとう。そして、その誕生日を、こうして一緒に祝わせてくれて、ありがとう。

シロちゃんがいつも楽しく動画を作ってくれるから、シロちゃんがいつも嬉しそうにツイッターや動画で話してくれるから、僕はいつも楽しくて、嬉しいです。
シロちゃんに出会ってから、冗談なんかじゃなく、毎日がシロちゃんのおかげで輝いています。普段なら何でもないようなことが、シロちゃんのおかげで楽しいことに変わったり、きっと自分の人生とは永遠に交わらなかったようなことに、シロちゃんに出会ったことで触れるようになったり。
毎日がとても楽しくて、明日はどんな楽しいことが起こるんだろう、来週はどんな面白いことに出会えるんだろう、そう思っています。そして、そう思えることそれ自体がまた嬉しくて。本当に、いつもシロちゃんに感謝しています。

僕たちは、この感謝をシロちゃんに返せているでしょうか? シロちゃんに、恩返しができているでしょうか?
もしシロちゃんが、少しでも嬉しいと思ってくれていたら。僕たちがシロちゃんのおかげで毎日をこんなに楽しんでいるよ、ということを聞いて、シロちゃんが少しでも嬉しいと思ってくれていたら、こんなに嬉しいことはありません。


1歳になるシロちゃんへ。
この先の1年は、去年よりもっと忙しいでしょう。
コラボだってたくさんあるだろうし、新しい企画はどんどん舞い込んでくるだろうし、きっとシロ組だってもっと増えると思います。

だから、決して無理はしないでください。
僕がシロちゃんに望むのは、シロちゃんというコンテンツがどんどん大きくなることももちろんありますが、そんなことよりはるかに大事なことは、シロちゃんが日々を楽しんで、元気に過ごすことです。
僕はシロちゃんが好きなのであって、シロちゃんを応援することが好きなわけではありません。シロちゃんのコミュニティを大きくして、そのコミュニティの中で悦に入るのが好きなわけでもありません。シロちゃんそのものが好きだし、そうありたいのです。
だから、シロちゃんは、無理せず日々を楽しんで、その楽しさを僕たちにおすそ分けしてください。それが一番嬉しいのです。


僕は、シロちゃんに出会って、何かを作りたいと思うようになりました。
それは例えばWebサイトだったり、小説だったり、絵だったり、あるいはこういうブログ記事だったりですが、そういった何かを生み出すことが、何かに追われてタスクをこなすように為すのではなく、純粋に自分の意欲の発露として何かを生み出すことが、したいと思えるようになりました。
まだたったの半年ちょっとですが、シロちゃんに出会えて、僕は変わったと、胸を張って言えるようになりました。


シロちゃん。
生まれてきてくれて、ありがとう。出会ってくれて、ありがとう。
そして、今もこうして、50万人以上もいるファンの一人ひとりの文章を、絵を、マンガを、小説を、動画を、ゲームを、ラテアートを、縫製を、クイズを、彫刻を、見てくれて、ありがとう。
シロちゃんのその優しさが、今まさにこの瞬間も、世界中の50万人以上の人々を、幸せにしています。
本当に、ありがとう。

僕は、シロちゃんがいるから、シロちゃんの優しさに、格好良さに、可愛さに、胸を張ってファンだと言えるようになるために、日々をより良くしようと努力することができています。シロちゃんの存在が、今の僕を先導してくれています。
それは将来、自分の人生を振り返って、「自分の人生がより良くなった一番のターニングポイントはどこか」と自問した時に、「シロちゃんと出会ったときだ」と高らかに宣誓できるようになるためです。

50万人以上のファンの人生を幸せにして、今なお成長し続けるシロちゃん。
その大事な足跡を、この1歳の誕生日という瞬間を、いちファンとして共有できることに心から幸せを感じます。
一緒に祝わせてくれて、ありがとう。

これからも、この幸せが。
シロちゃんと、シロ組さんの、毎日が楽しいという純粋で素朴な感動が、ずっとずっと、続きますように。